「AIでランディングページ(LP)を作りたい」
そう思って調べ始めたものの、次のような壁にぶつかったことはないでしょうか。
- 日本語で指示しても、英語混じりのLPが出てくる
- それっぽいページはできるが、構成やコピーを自分で調整できない
- ソースや文章を“素材として”持ち出せない
- 結局、有料プラン前提で止まってしまう
本記事では、こうした問題を避けるために
Google AI Studioを「LPの中身を設計する道具」として使う方法を解説します。
デザインやコーディングは行いません。
代わりに、
- LPの構成
- ファーストビューのコピー
- 各セクション本文
- FAQ
- A/Bテスト案
- 実装に渡せるテキスト形式
までを、プロンプト付き・ステップバイステップで整理します。
「ノーコードは物足りないが、フルスクラッチも重い」
そんな人に向けた、現実的なLP作成フローです。
なぜGoogle AI Studioを使うのか
Google AI Studioは、LP制作において次の点が強みになります。
- 日本語の長文指示が安定して通る
- 同一スレッドで文脈を維持できる
- Markdown形式で出力しやすい
- 生成結果を「文章素材」としてそのまま使える
WixやJimdoのように見た目を作るツールではなく、
LPの構成・コピーを詰めるためのAIとして使うのがポイントです。
0. 事前準備(AIに渡す素材を揃える)
やること
- 商材・サービス情報を箇条書きで整理
- ペルソナ(誰に)とゴール(何をしてほしいか)を決める
- 競合LPがあればURLと所感をメモ
最低限の入力テンプレ(コピペ用)
- 商材名:
- 提供価値(何がどう良くなる):
- 主要機能 / 特徴:
- 強み(競合との差):
- 実績 / 数字 / 事例:
- 価格 / プラン:
- 想定ターゲット:
- ターゲットの課題:
- LPのCV(問い合わせ / 資料DL / 購入など):
- NG表現(誇大・断定・比較の禁止など):
- トーン(堅め / カジュアル / 技術寄り):
※ 最初から完璧に埋める必要はありません。
1. Google AI Studioで作業スレッドを作る
やること
- Google AI Studioを開く
- 新規チャット(またはプロンプト)を作成
- 以降は同一スレッドで作業を続ける
最初に貼る「前提固定プロンプト」
あなたはBtoB SaaSのLPを設計するプロのコピーライター兼Webマーケターです。 目的はCV率の高いLPの構成とコピー案を作ることです。 以下の制約を守ってください: - 誇大表現(「絶対」「必ず」「最強」など)は避ける - 根拠のない数字は作らない。数値が必要なら質問する - 断定が難しい場合は「〜が期待できます」などに言い換える - 出力は日本語、Markdownで まず、LP制作に必要な前提情報が不足していれば質問してください。
2. AIにヒアリングさせて「入力の穴」を埋める
やること
- Step0の素材を貼る
- 不足情報をAIに質問させる
- 訴求軸の候補を出させる
プロンプト例
以下が現時点の情報です。
不足を質問した上で、想定ターゲット別に
「刺さる訴求軸」を3案出してください。
【商材情報】
(テンプレを埋めて貼る)
期待するアウトプット
- 追加で必要な質問
- 訴求軸3案+その根拠
3. LPの骨格(構成)を作る
やること
- 訴求軸を1つ選ぶ
- LP構成を見出しレベルで作る
- 各セクションの目的も明示させる
プロンプト例
訴求軸は「{選んだ訴求軸}」です。
BtoB向けLPの構成案を作ってください。
条件:
- ファーストビューを含める
- 課題 → 解決策 → 根拠 → 導入容易性 → 信頼 → CTA
- 各セクションに「狙い」を1行で書く
- H2 / H3、Markdown形式
※ よくある失敗:
構成を作り込みすぎて、後から訴求を変えられなくなること。
4. ファーストビュー(FV)コピーを量産する
やること
- H1 / サブコピー / CTA をそれぞれ10案ずつ出す
- 視点を変えて作る
- 2〜3案に絞る
プロンプト例
ファーストビューのコピー案を作ってください。
前提:
- ターゲット:
- 課題:
- 提供価値:
- トーン:
出力:
1) H1:10案(25文字以内)
2) サブコピー:10案(60文字以内)
3) CTA:10案(12文字以内)
4) 各案の狙い
5. セクション本文を作る
やること
- 実装できる粒度で生成
- 不確かな点は「要確認」と明記
- 読者の不安を先回りして潰す
プロンプト例
以下の構成に沿って本文を書いてください。
形式:
見出し → 2〜4行説明 → 箇条書き(最大5点)
不確かな内容は「要確認」としてください。
【構成】
(Step3の構成)
6. 信頼要素(実績・FAQ)を固める
ポイント
- 実績が弱い場合は構造で補う
- FAQは購買直前の不安を中心に
FAQ生成プロンプト
このLPに入れるFAQを12個作ってください。
条件:
- 導入・セキュリティ・費用・運用・解約・サポート
- 質問は短く、回答は100〜180文字
- 誇大表現なし、不明点は「要確認」
7. A/Bテスト用の差分を作る
- FVだけ変える
- 訴求軸を変える
- セクション順を変える
プロンプト例
FVのA/B案を作ります。
Aは「{訴求軸A}」、Bは「{訴求軸B}」で、
H1 / サブコピー / CTA を各1案ずつ出してください。
8. 実装用にテキストを整形する
やること
- セクションIDを付ける
- 表現・粒度を揃える
- 実装者が迷わない形にする
プロンプト例
LP本文を実装用に整形してください。
出力:
- セクションID
- 見出し
- 本文
- 箇条書き
- CTA文言
内容は変えず、構造のみ整えてください。
次にやること
ここまでで、LPの**中身(言葉と構造)**は完成です。
次は、
- デザインに流し込む
- HTMLテンプレに当てる
- 無料ホスティングに公開する
- 広告やSNSで検証する
といった工程に進めます。
「まずは中身を固めたい」段階では、
Google AI Studioは十分に実用的です。

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