ThunderbirdからGmail(Google Workspace)へ移行すると、多くの人がこう感じます。
「Gmail、なんか使いにくい…」
一覧の表示、会話形式、返信の動き、新規作成のUI。
どれも思想が違うため、最初は戸惑うのが普通です。
しかし、いくつかの初期設定を変更するだけで、操作感は大きく改善できます。
この記事では、ThunderbirdユーザーがGmailへ移行するときに最初にやるべき設定をまとめます。
ThunderbirdからGmailへ移行すると「使いにくい」と感じる理由
まずは違和感の正体を整理します。
メール一覧の表示が広い
Gmailは余白が広く、情報密度が低めです。
Thunderbirdのような引き締まった一覧とは印象が違います。
会話表示(スレッド)が分かりづらい
Gmailは「会話単位」でまとめる設計です。
1通1通を独立表示するThunderbirdとは思想が異なります。
返信が全員返信にならない
Gmailはデフォルトで「返信」になります。
業務用途では毎回「全員に返信」に切り替えるのが手間になります。
新規作成がポップアップ形式
Thunderbirdは別ウィンドウ型。
Gmailはポップアップ型で違和感があります。
GmailをThunderbird風に近づける初期設定
まずは表示周りを整えます。
表示密度を「コンパクト」に変更する方法
- 右上の⚙(設定)をクリック
- 「表示密度」
- 「コンパクト」を選択
これで一覧表示が引き締まり、見やすくなります。
プレビューウィンドウを有効にする方法
Thunderbirdの3ペイン構成に近づける設定です。
- ⚙ →「すべての設定を表示」
- 「詳細」タブ
- 「プレビューウィンドウ」を有効化
- 保存
その後、画面右上から
「受信トレイ分割」→「メール一覧の下」を選択。
一覧+下部プレビュー表示になります。
右側パネルを非表示にする方法
カレンダーやKeepのサイドパネルは不要な場合は折りたたみます。
画面右端の「<」をクリックするだけでOKです。
返信をデフォルトで「全員に返信」にする設定
業務用途では必須の設定です。
デフォルトの返信動作を変更する手順
- ⚙ →「すべての設定を表示」
- 「全般」タブ
- 「デフォルトの返信動作」
- 「全員に返信」を選択
- 保存
これで毎回切り替える必要がなくなります。
Gmailの会話表示(スレッド)をオフにする方法
Thunderbirdの表示に近づけたい場合は無効化も可能です。
スレッド表示を無効にする手順
- ⚙ →「すべての設定を表示」
- 「全般」
- 「スレッド表示」→ オフ
- 保存
オフにするメリット・デメリット
メリット
・1メール=1行で表示される
・従来型に近い
デメリット
・Gmail本来の強み(会話単位管理)が弱くなる
最初はオフにして、慣れたらオンに戻すのもおすすめです。
新規作成を使いやすくする設定
フルスクリーン表示にする方法
新規作成画面右上の「↗」をクリックすると最大化できます。
従来型メールソフトに近い表示になります。
署名の自動挿入設定
- ⚙ →「すべての設定を表示」
- 「全般」
- 署名を作成
- 「新規メール用」「返信用」を選択
業務利用では必須設定です。
差出人アドレスのデフォルト設定
複数アドレスを使っている場合は、
「アカウントとインポート」
→ デフォルトの送信元を確認しておきましょう。
キーボードショートカットを有効にして操作性を上げる
Thunderbirdユーザーなら必ず有効にしたい設定です。
有効化手順
- ⚙ →「すべての設定を表示」
- 「全般」
- 「キーボードショートカット」→ 有効
よく使うショートカット
c:新規作成
r:返信
a:全員に返信
f:転送
e:アーカイブ
ショートカットを使うと操作性が一気に向上します。
Thunderbirdとの思想の違いを理解する
最後に重要なのが「考え方の違い」です。
Thunderbird
→ フォルダで整理するメールソフト
Gmail
→ 検索とアーカイブで管理するメール基盤
対応済みメールはアーカイブ。
受信トレイには「今やること」だけを残す。
この思想に慣れると、Gmailは非常に強力なツールになります。
まとめ|最初にやるべき設定チェックリスト
・表示密度をコンパクトに変更
・プレビューウィンドウを有効化
・全員返信をデフォルトに設定
・スレッド表示を調整
・ショートカットを有効化
まずはここまで設定すれば、Gmailはかなり快適になります。

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