この記事で行うこと
この記事では、CodexなどのAIコーディングツールで作成したWebサイトを、GitHubで管理し、Vercelへデプロイして公開するまでの手順を解説します。
さらに、XServerで管理している独自ドメインのサブドメインをVercelへ接続する方法も紹介します。
今回は以下の構成を例に進めます。
| 項目 | 例 |
|---|---|
| GitHub Repository | sample-site |
| Vercel Project | sample-site |
| 公開URL | sample.hissori.com |
全体の流れは次のとおりです。
① GitHubにリポジトリを作成
② ローカル環境を準備
③ Codexでサイトを作成
④ GitHubへpush
⑤ Vercelでプロジェクト作成
⑥ GitHub連携設定
⑦ XServerでDNS設定
⑧ Vercelへ独自ドメイン追加
⑨ 公開確認
事前準備
作業前に以下を準備しておきます。
- GitHubアカウント
- Vercelアカウント
- XServer契約済みドメイン
- GitがインストールされたPC
- Visual Studio Code
- CodexなどのAIコーディングツール
なお、個人開発や小規模サイトであれば、GitHubとVercelは無料プランでも十分利用できます。
GitHubでリポジトリを作成する
まずはGitHub上にリポジトリを作成します。
GitHubへログインします。
GitHub
→ New
以下を入力します。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| Repository name | sample-site |
| Visibility | Private |
開発途中のソースや設定情報が公開されることを防ぐため、公開前はPrivateがおすすめです。
作成後、リポジトリURLを控えておきます。
例
https://github.com/ユーザー名/sample-site.git
ローカル環境を準備する
ローカル環境の準備方法は主に2通りあります。
方法1:GitHubからcloneする
PowerShellを起動します。
cd C:\work
git clone https://github.com/ユーザー名/sample-site.git
cd sample-site
方法2:先にフォルダを作成する
Codexを利用する場合はこちらの方法もよく使われます。
mkdir sample-site
cd sample-site
サイト作成後にGit管理を開始します。
git init
git remote add origin https://github.com/ユーザー名/sample-site.git
どちらの方法でも問題ありません。
Codexでサイトを作成する
Visual Studio Codeでフォルダを開きます。
code .
Codexへサイト作成を依頼します。
例
Next.jsで企業向けランディングページを作成してください。
レスポンシブ対応。
問い合わせフォーム付き。
生成されたファイルはGit管理対象となります。
sample-site
├─ app
├─ components
├─ public
├─ package.json
└─ README.md
作成後はローカルで動作確認しておきます。
npm install
npm run dev
.gitignoreを確認する
Next.jsでは以下のファイルやフォルダは通常Git管理しません。
node_modules
.next
.env
.env.local
通常はプロジェクト作成時に自動生成される .gitignore を利用すれば問題ありません。
誤って .env をGitHubへ公開すると、APIキーや接続情報が漏洩する可能性があるため注意してください。
GitHubへpushする
変更内容を確認します。
git status
ファイルを追加します。
git add .
コミットします。
git commit -m "initial commit"
初回のみmainブランチを作成します。
git branch -M main
GitHubへpushします。
git push -u origin main
2回目以降は以下のみで問題ありません。
git push
GitHub上でファイルが確認できれば成功です。
VercelとGitHubを連携する
Vercelへログインします。
初回利用時はGitHub連携を行います。
Continue with GitHub
↓
Install Vercel
↓
Authorize
GitHubへのアクセス許可を行います。
VercelはGitHubと連携することで、GitHubへpushしたタイミングで自動的にサイトを更新できるようになります。
Vercelでプロジェクトを作成する
Vercelへログイン後、以下を開きます。
Add New
→ Project
GitHubリポジトリ一覧が表示されます。
対象リポジトリを選択します。
sample-site
「Import」をクリックします。
通常はフレームワークが自動判定されます。
例えばNext.jsの場合は自動的にNext.jsとして認識されます。
Framework Preset
→ Auto Detected
Next.jsであれば通常は設定変更不要です。
設定を確認後、「Deploy」をクリックします。
デプロイ完了後、以下のようなURLが発行されます。
https://sample-site.vercel.app
まずはこちらで表示確認を行います。
GitHubへpushすると自動公開される仕組み
VercelとGitHubを連携すると、GitHubへpushするだけでサイトが更新されます。
PC
↓ git push
GitHub
↓ 自動連携
Vercel
↓ 自動ビルド
公開サイト
初回設定後は、基本的にGitHubへpushするだけで公開作業が完了します。
Vercelのプロジェクト名を確認する
必要に応じてプロジェクト名を変更します。
Project
→ Settings
Project Nameを確認します。
sample-site
サイト名に合わせて変更しても問題ありません。
Vercelへ独自ドメインを追加する
プロジェクトを開きます。
Project
→ Settings
→ Domains
以下を入力します。
sample.hissori.com
追加します。
Add
Vercel側にドメインを登録すると、必要なDNS設定内容が表示されます。
今回のサブドメイン運用では、一般的に以下のようなCNAME設定になります。
cname.vercel-dns.com
XServerでDNS設定を行う
XServerへログインします。
※アカウント画面ではなくサーバーパネルを利用します。
サーバーパネル
→ ドメイン
→ DNSレコード設定
「DNSレコード追加」をクリックします。
以下を入力します。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| ホスト名 | sample |
| 種別 | CNAME |
| 内容 | cname.vercel-dns.com |
| TTL | 3600 |
| 優先度 | 空欄 |
入力後、
確認画面へ進む
↓
追加する
を実行します。
DNS反映を確認する
DNSは即時反映されない場合があります。
一般的な目安は以下です。
| 時間 | 状況 |
|---|---|
| 数分 | 最速ケース |
| 30分~1時間 | 一般的 |
| 数時間 | たまにある |
| 最大24時間 | まれに発生 |
反映状況は以下で確認できます。
nslookup sample.hissori.com
またはDNS確認サイトを利用しても確認できます。
設定直後に接続できなくても慌てる必要はありません。
Vercelの状態を確認する
VercelのDomains画面を確認します。
以下の状態になれば設定完了です。
Valid Configuration
Vercelが自動的にSSL証明書を発行するため、HTTPSも利用できます。
公開確認を行う
ブラウザでアクセスします。
https://sample.hissori.com
以下を確認します。
- ページが表示される
- HTTPSでアクセスできる
- SSL警告が出ない
- Vercel側が「Valid Configuration」になっている
GitHubへpushしたら自動公開される
初回設定後は非常に簡単です。
サイトを修正したら以下を実行します。
git add .
git commit -m "update"
git push
GitHubへpushされると、Vercelが自動的にビルドを開始します。
数十秒〜数分後には本番サイトへ反映されます。
よくあるトラブル
Vercelでドメインエラーになる
DNS設定を確認します。
ホスト名:sample
種別:CNAME
内容:cname.vercel-dns.com
が正しく設定されているか確認してください。
サイトが表示されない
DNS反映待ちの場合があります。
数十分〜数時間程度待ってから再度確認してください。
GitHubへpushしたのに反映されない
以下を確認します。
Project
→ Deployments
ビルドエラーが発生している可能性があります。
ビルドエラーになる
以下を確認します。
Project
→ Deployments
→ Build Logs
よくある原因は次のとおりです。
- ESLintエラー
- TypeScriptエラー
- 環境変数未設定
- package.jsonの不整合
- Node.jsバージョンの違い
エラーログを確認すると原因を特定しやすくなります。
公開後に最低限やっておきたい設定
サイト公開後は以下の設定もおすすめです。
- Google Search Console登録
- Google Analytics登録
- sitemap.xml確認
- robots.txt確認
- OGP設定
- favicon設定
これらを設定しておくと、検索エンジンへの登録やアクセス解析が行いやすくなります。
まとめ
Codexで作成したサイトは、GitHubとVercelを利用することで比較的簡単に公開できます。
流れを整理すると以下のとおりです。
GitHubでリポジトリ作成
↓
ローカル環境準備
↓
Codexでサイト作成
↓
GitHubへpush
↓
Vercelへデプロイ
↓
独自ドメイン追加
↓
XServerでDNS設定
↓
公開完了
一度この流れを構築しておけば、次回以降はGitHubへpushするだけでサイト更新が可能になります。
個人開発や小規模サイトとの相性もよく、運用負荷を抑えながら公開できる構成です。

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