オフィス協同作業ツール徹底比較：Notion vs Confluence vs Growi vs Cacoo

ビジネスでの協力作業を支える、オフィス協同作業ツールの比較
まとめ：各ツールの選定基準

ビジネスでの協力作業を支える、オフィス協同作業ツールの比較

機能／ツール	Growi	Notion	Confluence	Cacoo
目的	Wiki作成・管理	プロジェクト管理	プロジェクト管理	ダイアグラム作成
カスタマイズ	◎	△	△	×
UI/UX	△	◎	○	○
編集機能	Markdown	リッチテキスト	リッチテキスト	ドラッグ&ドロップ
テンプレート	限定	豊富	豊富	限定
協力作業	○	◎	◎	◎
セキュリティ	○	○	◎	○
統合	一部	一部	Atlassian製品	一部

カスタマイズ：Growiはオープンソースであるため、ユーザーが自由にカスタマイズできます。一方で、Cacooは特化型ツールのため、カスタマイズの余地は少ないです。
UI/UX：Notionはユーザーフレンドリーで直感的なインターフェースを持っています。他のツールも使いやすいですが、特にNotionが優れています。
編集機能：GrowiはMarkdownベース、NotionとConfluenceはリッチテキストエディター、Cacooはドラッグ&ドロップでのダイアグラム編集が可能です。
テンプレート：NotionとConfluenceは多くのテンプレートを提供しており、利用者にとって非常に便利です。
協力作業：すべてのツールで協力作業が可能ですが、NotionとConfluenceは特にチームでのコラボレーションに優れています。
セキュリティ：Confluenceは企業向けに開発されたため、セキュリティ機能が充実しています。
統合：Confluenceは他のAtlassian製品との統合が強力です。

ビジネス環境での協力作業は、プロジェクトの成功にとって欠かせない要素です。今回は、主要な協同作業ツールであるNotion、Confluence、Growi、Cacooを比較し、それぞれの特徴と利点を詳細に解説します。

Growiの特徴と利点

GROWIは、オープンソースの社内Wikiツールで、情報共有と管理を目的としています。

強力な編集機能:
- GROWIはエンジニア向けの強力な編集機能を提供し、Markdown記法に対応しています。これにより、文書を効率よく作成することが可能です。
- また、リアルタイムでプレビューを表示する機能があり、作成中の文書をリアルタイムで確認することができます。
自由度の高いカスタマイズ:
- GROWIはオープンソースソフトウェアであり、テーマ選択やレイアウトの変更など、柔軟なカスタマイズが可能です²。
コスト効率:
- GROWIはオープンソースソフトウェア (OSS) であり、無料で利用することができます。
図表作成とアセット管理:
- draw.io連携機能を利用することで、さまざまな図を簡単に描くことができます。また、アセット管理機能により、編集画面にドロップするだけで簡単にファイルをアップロードできます。
全文検索とページ毎のアクセス制御:
- GROWIは、全文検索機能を提供し、ページ毎に閲覧・編集権限を設定することができます。
情報管理と共有:
- GROWIを利用することで、議事録、報告書、業務マニュアルなどの多様な情報を一元化し、簡単に管理・共有することができます。

これらの特徴と利点により、GROWIは特にエンジニアやITリテラシーの高いチームにおいて、効率的な情報共有と管理を実現する強力なツールとなります。また、無料で利用できる点やカスタマイズの自由度も、多くのユーザーにとって魅力的な点となっています。

Notionの特徴と利点

Notionは、多様な機能を持つクラウドベースのツールで、タスク管理、スケジュール管理、ドキュメント作成、データベース管理などを一元的に行うことができます。

多機能性:
- Notionは「タスク」「スケジュール」「Wiki」などのワークフローとデータを一元管理することができます。これにはドキュメント機能、ファイル保存機能、データベース機能、共有機能などが含まれ、これらの機能は業務効率化に役立ちます¹。
- さらに、豊富なブロックと「データベース」と呼ばれるさまざまなビューを提供し、これらはNotionの多機能性をさらに強化します。
カスタマイズ性:
- Notionのページは複数のブロックが連なることで構成されており、まるでレゴブロックのように、利用者は自分たちが作りたいものを直感的に組み立てることができます。
万能なツール:
- Notionは主にドキュメンテーション機能を提供するものの、プロジェクト管理やスケジュール管理、社内Wikiなど、目的に応じて様々な使い方ができる万能なツールとされています。
利用者の広範囲:
- Notionは、IT専門家だけでなく、主婦、学生、会社員など幅広い層に利用されており、プライベートやビジネスシーンでの利用が増えています。
プランの選択肢:
- Notionには4つのプランがあり、個人向けの「パーソナル」プランは無料で利用できます。

これらの特徴と利点により、Notionは個人やチームにとって、情報を整理し共有する強力なツールとなっています。また、直感的なインターフェースと高いカスタマイズ性により、利用者はNotionを使って効率的に作業を進めることができます。

Confluenceの特徴と利点

Confluenceは、Atlassian社によって開発された情報共有とコラボレーションを促進するためのツールです。

多様なコンテンツの共有:
- 文字だけでなく、画像や動画、GIFも簡単に共有できます。
情報の整理:
- 階層構造を利用して情報を整理し、ページという単位でコンテンツを管理できます。また、ラベル付けも可能で、それを基にした検索ができます。
コミュニケーションと議論の促進:
- コメント機能を利用して、ドキュメントに対する議論やフィードバックを簡単に共有できます。
通知機能:
- 「ウォッチ」機能を利用すると、特定のページの更新情報をメールで受け取ることができます。
検索機能:
- 文字列や投稿者、最終変更日などで絞り込み検索ができ、情報の検索が簡単にできます。
連携機能:
- Jira SoftwareやJira Coreと連携し、プロジェクト管理の効率を上げることができます。また、他のツールとの連携も可能で、さらに広範な連携が可能になります。
一元管理:
- チーム内のさまざまな情報や知見を一元管理でき、情報を見える化することができます。
Atlassian製品との親和性:
- 特にJiraを使用している場合、チケットのリンクを貼ると自動的にタイトルが表示されたり、Confluenceの表から一気にチケットを作成するなど、Atlassian製品との連携が非常に便利です。
目的毎のスペース作成:
- チームやプロジェクト単位でスペースを作成することができ、情報の整理と管理が効率的に行えます。
ナレッジマネジメント:
- Confluenceは、チームやプロジェクトで情報や作業を共有するナレッジマネジメントツールとしても利用できます。

これらの特徴と利点により、Confluenceはチームやプロジェクトのメンバーが効率的に協力し、情報を共有し、プロジェクトを進めるのに非常に有用なツールとなります。

Cacooの特徴と利点

Cacooは、オンラインで図を作成し共有することができるクラウドベースの作図ツールです。

図の作成と共有:
- Cacooは、ユーザーがオンラインで図を作成し、チームメンバーと簡単に共有できる機能を提供します。これにより、メンバー間でのアイデアの共有やフィードバックの取得が簡単になります。
リアルタイムでの情報共有:
- ユーザーはリアルタイムで情報を共有でき、特にチームでのプロジェクトや複数人での利用時に有用です。
テンプレート利用:
- Cacooには作図に便利なテンプレートが用意されており、これを利用することで図作成の効率を向上させることができます。
直感的な操作:
- 直感的な操作により、簡単に図が作成でき、豊富なテンプレートが用意されているため、初心者でも美しい図を短時間で作成することができます。
クラウドベース:
- クラウドベースのため、インターネット環境さえあればどこでもアクセス可能で、自宅でもオフィスでも利用できます。
リアルタイムでの図の編集:
- 複数人でリアルタイムで図の編集を行ったり、共有された図に対するコメントを送り合うことで、チーム内のアイデアをいつでも共有することが可能です。